- HOME
- 診療案内2
診療案内2
クラミジア感染症の症状、検査、治療
感染しても女性の約半数は症状の自覚はありません。
症状がないため性交渉を重ねてしまうことにより、感染拡大してしまいます。
約半数の人は、おりものの増加や下腹部痛、不正出血、性行為の際の痛み等の症状があります。
排尿時の違和感や痛み、尿道のかゆみや不快感、膿のような分泌物がでることもあります。
検査は帯下を綿棒で採取して、PCR法で行います。
治療はマクロライド系などの抗生物質の投与で治療します。
若い女性が未治療だと、卵管炎や不妊症や子宮外妊娠につながることがあります。
妊婦さんが治療しないと、流産や早産、新生児の結膜炎や肺炎の原因になることがあります。
淋菌の症状、検査、治療
性交後2~数日で発症し、帯下が増え、時に悪臭を伴います。
排尿痛や膿がでることもあります。
下腹痛がでることもあります。
無症状のこともあります。
診断は帯下を綿棒で採取して、PCR法や培養法で判定します。
治療は抗生剤(セフェム等)の投与です。
パートナーも治療することが望ましいです。
梅毒の症状、検査、治療
無症状の梅毒が多く、知らない間に感染し、さらに感染が広がっています。
宮城県での特徴は若い女性の感染者が多くみられ、残念ながら新生児の梅毒も確認されています。
血液検査では約1日で結果がでます。秘密厳守です。
また抗生剤の投与で改善しますので、気になる方は、遠慮なくご相談してください。
ヘルペス感染症の症状、検査、治療
ヘルペス外陰炎はセックスでうつります。
外陰部に水疱や潰瘍が出現し、激しい痛みと排尿痛がでます。
膀胱炎と勘違いする方がいますが、早めに治療を開始する必要があります。
一度感染するとしばしば再発を繰り返します。
出産時に母子感染すると子の危険性が高まることが知られています。
抗ウイルス剤で治療します。
再発をくり返す場合は、長期間の再発抑制療法を行う場合があります。
エイズ・HIV感染症の相談
日本では新規HIV感染者数1,002件(H24年)、新規AIDS患者数が447件(H24年)HIV/AIDS約1,500件/年間と報告されています。
エイズは抗ウイルス剤などの投与で長期生存ができるようになってきました。
少しでも、気になる方は秘密厳守ですので、お気軽にご相談ください。
妊婦さんは母子感染を防ぐために、無料でHIV検査は全員に行っています。
パピローマウイルスHPV感染の相談、検査
パピローマウイルスHPV感染は、性感染症の中では、多い感染症です。
約150種類の型のHPVが報告されています。
その中で、問題なのは、良性としては6、11型が関係するコンジローマです。
尖圭コンジローマは、乳頭状のイボが女性の場合外陰、膣、子宮頸部、肛門周囲にできます。
男性の場合陰茎の亀頭、冠状溝、陰嚢などにみられます。
治療はイミキモドクリームなどの外用剤が主ですが、治らないときは電気メスやレーザーで切除します。
再発率が非常に高いことも問題になっています。
悪性として問題になるのは、子宮頸がんです。16、18、31、33、45、52、58型などが深くかかわっています。
特にHPV16型感染の特徴として、若い女性ほどウイルス感染が消えにくいという報告があります。
子宮頸部異形成の中で、中等度異形成や高度異形成また上皮内がんと診断された方は、ハイリスク型のパピローマウイルスHPVの持続感染の可能性が高いことが報告されています。
異形成や上皮内がんまで、現在では通院治療でほとんどの方が改善します。
また、治療後の妊娠も可能です。
特に、これから妊娠を希望される方には、レーザーでの蒸散法が子宮頸部への影響が少なく、妊娠出産への負担が特に少ないことが報告されています。
また、できるだけ、異形成やがんの範囲が狭いほど、レーザー蒸散での影響も体の負担も少なくなります。
産婦人科を受診して1~2年ごとに定期検査を受けることで早期発見が早期治療につながります。
また、仙台市の子宮がん検診では、同時にパピローマウイルスHPV検査も行っています。
ご希望の方は、クリニックにてお申し込みください。
風疹ウイルス・肝炎ウイルス・ピロリ菌の相談
当院でも、これから妊娠を希望される方への風疹抗体検査をお願いしております。
抗体がないまたは低い場合は風疹ワクチンの接種もお願いしております。
また、B型肝炎やC型肝炎ウイルスの感染がないかについても検査を行っています。
胃炎や胃がんの原因とされているピロリ菌の抗体の検査も行っています。
ピロリ菌抗体陽性の場合は医療機関での胃カメラと除菌を行っていただきます。
早めの除菌は胃がんの生涯リスクを低下させます。